62歳・元教員の副業チャレンジャーが冷静に整理してみた。管理人のマナブです。


はじめに

定年後、塾の講師を続けながら副業にも挑戦してきました。

温泉や居酒屋でのんびり過ごす時間も好きですが

時には暗号資産の世界に足を踏み入れて「これは安心して使えるのか?」

と自問することがあります。

調べた内容を“授業ノート”のように整理しました。


世界規模の大手、それでも日本では「無登録」

しかし日本では、金融庁から2023年3月と2024年11月の2度にわたり「無登録業者」として警告を受けています。

これは「日本人が利用することが違法」という意味ではありませんが

金融庁の監督が及ばないため、資産保護の仕組みが不透明なまま利用することになります。


実際に起きているトラブル

警告だけでなく、ユーザーからは口座凍結や出金停止の報告が相次いでいます。

という声が見られ、特に大口投資家からの不満が目立っています。

こうした事例がある以上、「資金がいつでも自由に動かせる」とは考えにくいのが現実です。


アプリ配信の停止とリスク

日本国内ではGoogle PlayやApp StoreでMEXCのアプリ配信が停止しています。

海外では利用可能ですが、日本ユーザーが使う場合は公式サイト経由のダウンロード=“野良アプリ扱い”になり、偽物やフィッシングのリスクが高まります。

つまり利便性の裏に、新たなセキュリティリスクが潜んでいるのです。


周辺に広がる「なりすまし詐欺」

公式を装ったSMSやメールでログイン情報を盗み取る手口は

年配者だけでなく若い世代でも被害が出やすいものです。

利用するなら、必ず公式の検証ツールでリンクの正当性を確認する必要があります。


上場と廃止の回転が速い

MEXCは1,900種類以上のコインを取り扱う豊富さが魅力ですが

つまり「掘り出し物コイン」を買える一方で、価値が急落したり消えてしまうリスクも常に抱えています。

高リスク・高リターンを理解していなければ痛い目を見ることになります。


メリットの整理

危険性ばかりが強調されますが、MEXCにはメリットも存在します。

  • 日本では買えないコインを購入できる
  • クレジットカードで直接購入可能
  • KYC(本人確認)不要で利用開始できるケースがある
  • コピートレードや豊富なイベント
  • 先物取引は最大500倍のレバレッジ

こうした機能は投資の幅を広げたい人には大きな魅力でしょう。


元教員から見た「注意の三か条」

  1. 必ず少額から始める:入金→小額取引→出金確認を済ませてから増額。
  2. セキュリティは自分で担保:二段階認証、出金ホワイトリスト、専用端末の活用。
  3. 資産の保管は自分のウォレットへ:取引所は駅、資産の自宅は自分の財布。長期保有は取引所に置かない。


まとめ

MEXCは世界的には大きな存在感を持つ取引所ですが

日本国内では「無登録業者」という立場であり

金融庁警告・出金トラブル・アプリ配信停止・なりすまし詐欺・銘柄リスクといった

利用を完全に否定するわけではありませんが

温泉でのんびりするように、投資も安全運転を心がけたいものです。

派手な広告に飛びつかず、小さく試し、確かめ、必要ならすぐに引き返す。

それが結局は、一番安心できる歩き方だと私は思います。

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